ダウンロードデータとバックアップZIP
概要
MyMemのバックアップは、記憶・会話・資料などを保存したDuckDBと、プロフィール・設定などのJSONをまとめたZIPファイルです。この章では、取り出したデータを自分で確認したい方に向けて、中身・参照方法・データ同士の関係を説明します。
確認対象はMyMem PRO 0.35.20、確認日は2026年10月15日です。 データ構造はMyMemの更新に伴って変わります。自分のファイルの版は、ZIP内の version.json で確認してください。ファイル名の日付だけでは形式を判定できません。
| 知りたいこと | 読むページ |
|---|---|
| ZIPの中に何があるか | このページ |
| DuckDBInspectorでテーブル・列・行を見る | DuckDBの参照方法 |
| 記憶・会話原文・要約はどこにあるか | 記憶・会話・要約の構造 |
| プロジェクト・資料・スキル・アバターの対応 | プロジェクトと知識の構造 |
| ベクトルの履歴・移行記録・サーバー関連データ | 検索・管理用データの構造 |
| テーブルごとの列名とデータ型を調べる | 全テーブルの列と型 |
利用条件
MyMem設定の「データのメンテナンス → バックアップ・復元を開く」で取得したZIPを用意します。バックアップの取得・復元の条件と操作は保存場所・バックアップ・ストレージを確認してください。すでに取得したファイルの参照と、MyMemへの復元は別の操作です。
使い方
まずZIPの原本を保管する
ZIPをそのまま保管し、別の作業用フォルダーへ展開します。解析には展開した .duckdb のコピーを使います。MyMemへ復元するときは、編集していないZIPを選んでください。
ファイル構成の例です。日時・識別子・origins のファイル数は、取得時点のデータによって変わります。
mymem_backup_20261015_222715.zip
├── duckdb/
│ └── mymem_duckdb_dump_20261015_2226.duckdb
├── indexeddb/
│ ├── mymem_profiles_db.json
│ ├── MyMemDB.json
│ └── origins/
│ └── lite_idb_v3_<識別子>.json (必要な数だけ)
├── storage/
│ └── storage.json
└── version.json
各ファイルの役割
| ファイル・場所 | 内容 | MyMemで使う場所 |
|---|---|---|
duckdb/*.duckdb | 記憶、会話、資料、スキル、検索用データ、管理記録などのデータベース | 記憶・Timeline・プロジェクト・情報源・思考マップなど |
indexeddb/mymem_profiles_db.json | stores.profiles のプロフィールと stores.traitTables の性格定義 | アバター・性格プロフィールの編集 |
indexeddb/MyMemDB.json | tables.memoryItems の記憶、tables.searchHistory の検索履歴 | 従来のIndexedDB保存データの保持・復元 |
indexeddb/origins/*.json | ページのオリジンごとに取り込んだ旧IndexedDBの保存記録 | 旧データの移行・復元・整合確認 |
storage/storage.json | Chromeの保存領域とlocalStorageから選んだ設定、プロジェクトの表示設定 | API設定・性格の割当・ショートカット・UI・SSH接続設定など |
version.json | バックアップの形式、製品版、日時、格納先、件数、整合確認情報 | 復元前の確認・対象範囲の判定 |
.duckdb はSQL文を並べたテキストではなく、DuckDBで直接開くデータベースファイルです。拡張子を .sql や .csv に変える必要はありません。JSON側のプロフィール・設定も復元に使うため、DuckDBだけを残してZIPの代わりにすることはできません。
version.jsonを読む
現在のバックアップ形式は formatVersion: 6 です。製品の版 appVersion と、バックアップ形式の版 formatVersion は別の番号です。
| 項目 | 読み方 |
|---|---|
formatVersion | ZIPの構成・復元処理の形式番号 |
appVersion | 書き出したMyMemの版 |
exportedAt | 書き出し開始時刻。ISO形式の日時 |
entries | DuckDB・JSON・オリジン別JSONの実際の格納パス |
storages | 元の保存方式・DB名・設定版など。duckdb.path は元の保存先情報で、展開先パスではない |
storages.duckdb.scope | user-without-laws は法令DBを除いた通常の利用者バックアップ |
includes | 対象となるデータの種類。true でも実際の件数が0の場合がある |
summary | 記憶・会話・プロジェクト・資料などの件数。本文の要約ではない |
originSnapshots | 移行元オリジン・移行識別子・件数・チェックサムの一覧 |
integrity.entrySha256 | DuckDB・補助JSONごとのSHA-256。version.json 自身を含めたハッシュではない |
integrity.payloadSha256 | 各ファイルのハッシュ一覧から計算した整合確認値 |
summary.conversationCount は会話一覧を管理する session_log の件数で、発言数ではありません。記憶と検索履歴の集計はDuckDB・旧IndexedDB・設定内の件数を照合するため、同じ内容を単純に足した値とは限りません。プロフィールも複数の保存先に存在し、単純合計ではありません。
storage.jsonを読む
最上位の chromeSync、chromeLocal、localStorage は、それぞれの保存領域からバックアップ対象だけを集めたものです。ブラウザーのすべての設定・すべての拡張データを保存するファイルではありません。
projectPresentation がある場合、プロジェクトのカード表示・ピン留め・並び順・色・アイコンも記録します。各領域にある mymem_profiles はプロフィールの複製を含む場合があります。JSONを比較するときは、同じIDが別々の人物を意味するとは限らないことに注意してください。
originsの識別子を読む
lite_idb_v3_... は移行記録の識別子です。名前だけでサイトを推定せず、JSON内の sourceOrigin を確認します。migrationId、dbName、schemaVersion、sourceCount、sourceChecksum、backupChecksum と、分割された chunks を持ちます。chunks[].json はJSONを文字列として格納するため、二重に括弧や引用符が見える場合があります。
オリジン別JSONとDuckDB内の legacy_origin_snapshot・legacy_origin_snapshot_chunk は、移行記録の取り扱いに関係します。これらをすべて「追加の記憶」として数えると、同じ元データを重ねて数えてしまいます。
含まれるもの・別に扱うもの
現在の通常バックアップは、main スキーマの基本テーブルから、egov_ で始まる法令テーブルと law_dataset_info を除いて、新しいDuckDBファイルへ書き出します。法令DBの移動は法令DBのエクスポート・インポートを使います。古い形式では範囲が異なるため、version.json と復元前表示を確認してください。
ブラウザー内のAIモデル本体、補助アプリ本体、補助アプリ側のOAuth認証、ポータル側だけにある共有記録を、通常のZIPからすべて復元できるわけではありません。ポータルへログインするだけで、このZIPのローカルデータが自動同期されるわけでもありません。
「情報源とメモリを個別ファイルで出力」を選ぶ場合のMarkdown・画像などは、通常のZIPとは別にダウンロードします。このZIP内にプロジェクト別のファイル一式が必ずある、という意味ではありません。
注意点
バックアップには会話本文、個人の記憶、資料、接続設定、設定によってはAPIキーやSSHの認証情報も含まれます。API設定には暗号化処理がありますが、ZIP全体を利用者のパスワードで保護する方式ではありません。第三者へ公開するサンプルには使わず、非公開で保管してください。
整合確認用のSHA-256は、ファイルの変化を確認する情報で、暗号化や作成者の署名とは別です。展開後に中身を編集してZIPを作り直すと、復元前の整合確認に通らない場合があります。参照したコピーをそのまま復元用ZIPに戻さないでください。
関連ページ
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